映画 バットマンリターンズ

バットマンリターンズは、監督ティム・バートン独特の世界観が前作にも増して顕著で、悪役(厳密な意味では違うが)キャラクターの描写に比重が置かれ、バットマンが狂言回しのような役割となっている。
本作ではキャットウーマンとペンギンのダブル悪役が採用されており、以降のシリーズのスタンダードとなった(新シリーズのノーラン版でも同様の傾向が見られる)。キャットウーマンには、当初アネット・ベニングがキャスティングされていたが、妊娠のために降板し、代わりに、ミシェル・ファイファーが起用された。ベニングは後に、『マーズ・アタック!』でティム・バートン監督作品に出演している。
また、ドルビーの技術を用いた初の5.1チャンネルサラウンド(ドルビーデジタル)作品。当時まだ珍しかったCGが導入され、オープニングタイトルの三次元的変形、コウモリや武装ペンギンの大群、バットモービルのシールドモードやバットミサイルへの変形などに使用されている。

バットマンリターンズのあらすじ

正義と悪が表裏一体の街、ゴッサム・シティ。今ここで、正義を賭けた戦いが行われようとしていた。バットマン(マイケル・キートン)、キャットウーマン(ミシェル・ファイファー)、そしてペンギン(ダニー・デビート)。正邪の区別がつかない市民たちは、いったい誰を選ぶのか?
新キャラクターの登場、新たに作り変えられたゴッサム・シティの出現、常識では考えられない性能を搭載したバットモービル。この続編は、革新的なSFX技術でまったく新しく生まれ変わった。
ロケット砲を背負った数千匹のペンギンの大移動、ビルの谷間を乱舞する数万羽のコウモリと、見せ場は数多い。監督は、前作に引き続きティム・バートン。こちらも前作に引き続きのマイケル・キートン扮するバットマンが、ミシェル・ファイファーをキャットウーマンに迎えて、ダニー・デビート扮する不気味なペンギンを相手に暴れまくっている。

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