映画 スタンド・バイ・ミー

1980年代を代表する映画の1つが「スタンド・バイ・ミー」です。テレビでも何年かに1度のスパンで再放送されるたびに話題になります。
1986年に公開された「スタンド・バイ・ミー」はスティーヴン・キングの非ホラー短編をもとにR・ライナーが少年時代の想い出を描いたノスタルジックな青春ドラマで、まったく違った個性を持ちながらなぜか馬が合い、いつも一緒に遊んでいるゴーディ、クリス、テディ、バーンの4人が主役。
そんなあるときバーンが不良グループの一員である兄から3日前から行方不明になっているブラワーという少年が列車に刎ねられて死体になっていることを聞いてしまいます。そのことを他の3人に話すと「死体を見つければ有名になれる」と考えた4人は、自分たちだけで死体探しの旅に出るのでした。

「スタンド・バイ・ミー」で有名なシーンと言えば線路の上を歩いている列車がきてひかれそうになるというシーンであったり、ヒルにかまれているところなどを思い出す人も多いのではないでしょうか。
そしてついつい誰もが口ずさんでしまうほどに有名なベン・E・キングの曲です。その後死体を発見したところに不良グループが現れ死体を渡せとせまるが、クリスとゴーディが抵抗したこと(銃口を不良グループのエースに突きつける)で不良グループは退散し、遺体の事を匿名で警察に通報したところで、ひと夏の冒険がおわり、4人はいつものように街はずれで別れるのでした。
その後疎遠になり大人になったゴーディは作家となり、クリスも弁護士になるがクリスが亡くなった原因が、昔と変わらず正義感が強いがゆえ(喧嘩の仲裁)だったことに、「複雑な家庭環境のなかで仲間との友情を感じた12歳の頃のような友達は、二度とできることはない」と、静かに思い返すのでした。